林君の訃報に接して(林くんとの思い出)

  一昨年の夏、暑い東京を離れて、涼しい北海道でゴルフをしようという事になり、畔柳君が北海道の同期に連絡をとってお世話になろうということになりました。

 同期の林くんが快く引き受けてくれて、我々の面倒を見てくれることになり、9月に畔柳君とゴルフ仲間の3人で札幌に行きました。
 
  幹部候補生学校では林君はUー3区隊と言うことで殆ど面識はなかったのですが、我々のためにゴルフ場の手配、2日間一緒のプレー、夜の懇親会をしてくれるなど、 本当に面倒見の良い人でした。
  懇親会では40数年の時を越えて、幹部候補生学校の話、現役当時の思い出、現在の生活等、時間を忘れて話は尽きませんでした。 来年も又、お世話になり一緒にゴルフを楽しみたいと話をして別れたのですが、これが永久の別れになろうとは思いも及びませんでした。

 その後、体調を崩されて入院し、一応回復されたと聞いていたのですが突然の訃報でした。
 
元気になったら、又、一緒にゴルフをしたい、東京に出てきた時にはお世話をしたいと思っていましたので、何もお礼をすることが出来ないまま 別れとなったことが心残りです。
 きっと天国で上手なゴルフを存分に楽しんでいることでしょう。

 林君の訃報に接し、元気だった姿が目に浮かび、早すぎる御逝去を悼み、ご冥福をお祈りします。

                                                                田中征之