会長挨拶 | ||||
新年のご挨拶 | ||||
全国の同期生の皆さん明けましておめでとうございます。 北は北海道から南は九州までそれぞれの地域の特色ある新年をお迎えのことと思います。 昨年は、佐々木達士君、小柳一彦君、坂本光平君、佐野 一君、島津昌夫君、平野龍文君が鬼籍に入られました。 一度に6名も亡くなられるのはこれまでになかったことであり我々も何時お迎えが来てもおかしくない年になったのでしょう。 どなたが詠まれたのでしょうか「正月や 冥土の旅の 一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」などという句が抵抗感もなく受け入れられるようになりました。寿命はDNAでほぼ決まっているようでDNAとは喧嘩できませんので与えられる限りの命を明るく楽しくそして最期まで堂々と全うしましょう。 昨年末の選挙で、混迷だけを残した民主党政権が去り自民党が復権しました。 ここ数回の選挙でチルドレンとかガールズとか称される政治のセの字も知らない議員が国会に溢れ政治が素人化、幼稚化していますが、選んだのは国民であり国民の責任なのでしょう。 塩野七生さんは日本人の顔は男も女も幼稚になっていると言っており、作家宮本 輝氏は最近の大人が幼稚化していることを憂えて「約束の冬」を著しています。 かってこの世で一つだけの民族が生き延びるとしたらそれは日本民族であるべきだと言った外国の歴史家がいましたが、何時の間にこのような状態になったのでしょうか。 安部総理は日本を取り戻すと言っておりますが、真に取り戻すべきは日本民族精神なのでしょう。ここに我々年寄り世代の存在意義があり役割があるように思います。同期生の皆さんもうひと踏ん張りしましょう。 さて、昨年リニュウアルオープンした42期ホームページも関係各位のご尽力により充実してきたことは喜ばしい限りです。投稿やアクセスが少なくなった場合は中止する条件となっておりますので継続した努力が必要です。 同期生各位のご協力を切にお願いいたします。 今年が皆様にとりよりよき一年になりますようお祈りいたします。 42期生会会長 小蝓|向 |
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新年ご挨拶を読んで | ||||
与えられた命を、そのある限り堂々と全うするということは、この世に生を受けたものとしてそうありたいと思います。 民主党政権から自民へと政治体制は大きく舵を切りましたが、得票率に現れたように必ずしも国民の信を得たものではないこと、何故、前回は民主党に期待したか等、反省を踏まえて旧体制にそのまま戻ることではなく、「新生日本」として生まれ変わる位の前向きな意気込みでやってほしいですね。 塩野七生さんの話の日本人の顔の幼児化も実感です。人の顔は年輪を経て、その人の人生のあり方が出ると言いますが、私などは重ねた年輪が表れるのでなく、単に劣化したのに過ぎないことに気づき、愕然とする事があります。 真に取り戻すべきは「日本民族の精神」、格好良く言えば「日本人としてのアイデンティティ」ですね。ベトナムを旅した時にベトナムの人の「アイデンティティ」を強く感じました。何人たりとも力で屈服させることを許さないと言う強い意志が、元寇にも、フランスにも、アメリカにさえも屈しなかった原動力だつたと思います。 かって明治の人に見られたその精神、文化、親切心等世界に誇るべき「日本人の良さ」はいつの間にか失われました。その一部でも名ごりを持っている我々が、若い人に引き継いでいく責務がある、存在意義があるのかも知れません。 そんな感慨を持たせてくれた「新年の挨拶」、ありがとうございました。 田中 征之 |