会員の活動 
令和元年 九州防大同窓会ゴルフ大会  谷口 日出男

 "イヨッー!元気だったか?""うん、エヌ・シー" (N/C:ノーチェンジ)

 一年ぶりの会合である。

 なんだ今日は三人か・・・聞けばあいつ体調不良とか。

 7,8年ぐらい前は、二組も出来るほどのメンバーがいたが体調不良とか、メールを送っても返事が返って来ないとかで、ジリ貧となり、もうめっきりゴルフやるのも少なくなり、同期で顔を会わせるのもこの日だけぐらいとなった。

 10期から29期まで50名弱のOBが参加していつもの小郡CCでの九州防大同窓会ゴルフコンペ。
 あの暑さもやっと過ぎてまさに絶好の秋日和、風もなく曇り空の申し分のない環境である。
 こうして緑の中でいることの幸福感を感じる。 11期、一番スタート。

 しかしスタートするやままならぬボールの行方にガックリとなり、ストレスが溜まっていくのはいつものゴルフと同じになった。
 講釈入りのラウンドが続くもダブルパーあり連続3パットありで上がってみれば残念ながら、三人とも90を切れず。

 まぁ今回はダブルペリア方式なんで、もしかしたら団体優勝も夢じゃないかもと風呂から上ってコンペルームであれこれと話が続く。

 例によって専ら健康と老化の話なり。
 がん治療の特効薬が出てきたとかどこそがおかしくなったとかである。


 そして老化症例の体験話

   その1
 "この前スーパーの中で普通に歩いていたら、思わずつんのめってあわてて周りを見てしまったんだよなぁ・・・段差もない普通のフローリングでだよ。お前、ある?こんなことって"
 
その2 
 "このごろテレビ見てたら知らずによだれを垂らしているんだよなぁ、気がついて手で拭うと生ぬるい粘り気を手に感じてねぇ""ウェッ!汚ねぇ―な、俺まだそこまでないよ"
 
その3
 "それ、さっき私が言ったばかりでしょう!"と女房殿からお叱り。聞こえなかったのかそれとも聞く耳を持たなかったのか、然も自分がそのことを初めてかのように言うとそこでイエローカード。

 友が言う"お前、耳が遠くなったなぁ、補聴器買った方がいいよ。ボケの始まりはまず聞こえなくなり周りからも相手にされなくなり、自然と語ることもなくなって世間から置いて行かれるんだよ"と。

その4
 "便利で衛生的な世の中になったなぁ。もうウォシュレットは離せないな。ところが使用後「止」のボタンをしっかり押さないまま、手を差し伸べるもんだから勢いよくシャワーが手にかかり、慌てて立ち上がると今度は太腿を濡らす。こんなことって俺だけかなぁ"
 
その5
 "唾を呑みこんだとき、誤って気管支にはいるもんだから、もうむせて苦しくてたまらんときがあるなぁ、これまでの人生、清濁併せて?飲んできたんで弁がもう金属疲労してしまったのかなぁ・・・"

その6
 "これがまた思い出せない。何の話だったのかなぁ、そこまで出かかってるんだけど表に出てこない。防大時代や現職の時の認識番号は今でも覚えているのに、きのう言ったことはもう忘れてしまっている。なんだったかなぁ...(まぁ、どうでもいい話なんだけど)
 

 目の前のオードブルを摘まみ、こんな馬鹿話を延々としながら後続の期がプレーを終わって上がってくるのを待つ。
 そして成績発表に表彰式。
 残念ながら団体優勝は、掠めもせず20何期かの後輩に獲られた。

 ところがである。

   

 個人表彰では、なんと小池君が優勝、花松君が飛び賞をゲット、おまけに二人ともニアピンをそれぞれ取り、ワンコインの賞金獲得、俺? 口惜しいけどひとり蚊帳の外、何にも貰えずただいつもの地元産の卵一箱を参加賞で貰っただけ。

 二人の写真を撮るまいかと?思ったがそこは我慢して破顔一笑のウイナーとやや不満げな下位の飛び賞ゲットの写真を添付します。

 以上ゴルフ大会の報告終わり。


 来年もまだ10期先輩も出場するとか言ってるので、11期も負けないように参加します。

 体調不良の友の復帰を祈念します!