趣味三昧 山田 和夫
吹矢に夢中

 現役を退いた約3年前のこと、偶々社会福祉協議会主催の高齢者対象のスポーツ吹矢講習会が目に留まり、受講しました。
 10回の講座を受けるうちに何故かはまってしまい、講座終了後には15人のメンバーを集めて同好会を立ち上げ、以来夢中になっています。

 立ち位置は6メートルから始まり、級・段位が進むごとに1メートルづつ伸びて、3段以上は10メートルになります。
 元来運動神経は鈍いほうですが、俊敏な動作を要しない吹矢は私にうってつけ、廊下越しに的を置けば自宅でどうにか練習ができるので、不在時を除けば毎日2~3時間は練習しています。

 現在会員は全国で約3万人、最近は若い人も増えてきましたが、高齢者が主体なので実質的には2.5万人ぐらいでしょうか。

 級・段位は5級~6段まで設けられており、市~全国の各レベルで競技会が行われているので、適当な目標が設定できて良い刺激が得られます。
 競技会は、通常級位(Cクラス)は6メートル、初・二段(Bクラス)は8メートル、3段以上(Aクラス)は10メートルで行われます。


 私は、刺激の少ない平穏無事な毎日にあって、多少の緊張感を求めて競技会には積極的に参加するようにしています。
 全国レベルの競技会は、各クラス別に競う「全国大会」と3段以上の高段者が競う「青柳杯」があり、これまでにBクラスで優勝と準優勝、青柳杯は昨年初参加で優勝、今年は7月5日に行われましたが残念ながら連覇はならず3位でした。


 吹矢は1本吹くごとに、胸式・腹式の深呼吸を2~3回することになるので、私はまだ実感するには至っていませんが、一般的には健康に良いといわれています。
 とりあえずは汗をかくほどの体力を要せず運動不得手の私にもできるということで、生活上のリズムと緊張感を求めて今後ともスポーツ吹矢を続けて行きたいと思っています。

     
参考:社団法人日本スポーツ吹矢協会