趣味三昧 | 山田 和夫 |
吹矢三昧の2019年の活動報告 | ||||
1 桃太郎の国杯 新年早々の1月13日に岡山県で行われた「桃太郎の国杯」に参加した。 同大会は岡山県会長が個人的に主催するもので、全国から5段以上の高段者120名が参加した。 前日に岡山入りしたが、滅多にないことだが前夜に突然激しいこむら返りが襲い、苦痛で十分な睡眠がとれなかった。 40代から糖尿病を患っており、足先の小さなこむら返りは度々起きているが、大腿部が硬直する重いものは初めてだった。 大会は通常の大会の2倍の12ラウンド(420点満点)で競われる。 結果は、体調不良に加えて初めての会場の雰囲気に緊張したのか、普段どうりの所作ができず30位と残念な結果だった。 2 北関東大会 6月13日、茨城県開発公社の宿泊施設「いこいの村涸沼」で北関東大会が実施された。 本大会は北関東3県が持ち回りで開催しているもので、今年は茨城県が担当して100名が参加して6ラウンド(210点満点)で戦われた。 結果は198点で準優勝となった。 この大会は秋の全日本選手権の選手選考を兼ねており、上位3名に参加資格が与えられる。 3 七段昇段試験 昨年、協会創設20周年を記念して七段位が設けられ、毎年1回東京の協会本部で試験が行われる。 審査基準は、実技は6ラウンドで198点以上、基本動作は37点以上(40点満点)となっており、合格者には更に論文試験が行われる。 昨年は2名が合格、今年は73人が受験し4名が合格し合計6人となった。 私は昨年の試験で失敗しているので、平常心で実施することを心がけ、幸い合格することができた。 4 茨城県大会 今年は茨城国体が開催され、デモンストレーションスポーツとして吹矢が参加することになり、私は実行委員長として2年前から準備を進めていた。 8月30日、石岡市総合体育館で県内の有段者500名が参加して6ラウンドで戦われた。 企画運営についてとても良い経験になったが、本来なら選手として参加したかった。 5 全日本選手権大会 11月6日、墨田区総合体育館で第8回全日本選手権大会が行われ、県レベルの選抜大会の上位者270名が参加して6ラウンドで戦われた。 決勝戦は予選上位5名が進出することになり、その最低ラインを200点と予想していた。 試矢3本でその日の吹矢感覚を確認することが極めて重要だが、2本外して調子を掴めぬまま本番に突入、前半3ラウンドで5本外して10点減点となり決勝進出は極めて難しくなった。 後半は肩の力が抜けたのか1本外しただけで合計198点となった。 『もうちょっとだったなぁー』と思いながら道具を片付けていると、結果発表のアナウンスがあった。 「1位―200点〇〇さん」 「2位―198点」、思わず聞き耳を立てると何と自分の名が呼ばれ2位通過だった。 決勝戦は思ったように力を発揮できず、結果は残念ながら4位だった。 6 第11回涸沼杯大会 11月11日、協会の指定研修所である「いこいの村涸沼」で、65名が参加して男女共通の8mと10mに分かれて6ラウンドで実施された。 結果は、歴代最高得点の206点で優勝した。 この大会は、表彰・宴会・温泉付きの宿泊を伴うもので、宮城や名古屋など広くからの参加者があり、吹矢談義や得意の芸を披露するなど他の大会にない楽しい交流の場となっている。 これで1年の主要な大会、行事を終わり、シーズンオフに入る。 7 その他の活動 上級公認指導員に認定されているので、吹矢の普及拡大の役割を持っている。 春には、土浦市教育委員会が主催する「まなびゼミ」の講師として15人の受講者に吹矢を紹介した。 秋の体育の日には、地域の体協に協力して吹矢講座を主催、20人の受講者があった。 市民の皆さんに吹矢を知ってもらえる良い機会であり、毎年何人かの方に会員になってもらっている。 日常の練習は、私が支部長として週3回合計32名の参加者を集めて練習している。 また、他支部練習として月に1回藤沢市に出向くほか、機会を得て近傍の支部に出かけて腕を磨いている。 その他、県の副会長、協会の代議員として吹矢三昧の日々を送っている。 |