42期 徒然草
八重山諸島に春を求めて(2月14日~17日) 阿保 文敏

 寒い関東の冬を逃れて春の気分を楽しみたいと 南の島を訪れた。

 沖縄までは訪問しているが、その先にある八重山の石垣島や西表島はもっと暖かいのではと勝手に思い出かけることにした。
 今回は夫婦に娘が加わり三人旅だ、女二人の旅計画に乗ることにした。

 沖縄で小型機に乗り換え、西に400キロ石垣島に飛ぶ、石垣島の飛行場は町の直ぐ近くで狭く、滑走路も1.5キロで着陸は急ブレーキを使い名物だ?
 3月7日新空港が開港になる、国際空港で那覇以外から直行便が飛ぶそうで、すごく便利になりそう、ただし町からはこれまでの2.5倍遠くなる。

 那覇空港には海自のP3Cと空自F15がエプロンに整列しており、P3Cは11機と二桁並んでいた。
 今回の旅は、宿とフライトを決め勝手に現地を楽しむ方式だ。


 宿は、西表島の直ぐ東に浮かぶ『小浜島』のコテージ形式のホテル「はいむるぶし」で宿泊棟が浜辺に沿ってあちこちに点在している、移動用に電動カートが借りられる。
 


 初日は昼ごろ到着、石垣島の港近くの食堂で「八重山そば」「ソウキそば」「車えびフライ定食」を頼みいろいろ味わう、車えびは隣の竹富島で養殖しているものを使っているそうで大きなフライが3匹出てきた。
 



名物のそばを食べ満足して竹富島へと渡る、ボートは99人定員の快速艇で島まで15分、珊瑚の石垣に囲まれた家並みと珊瑚の砂が掃きならされた道をのんびりと散策、生垣の色様々なブーゲンビリヤとハイビスカスが南国を強調している。







 夕方、最終便で小浜島へ港から宿へホテルのバスで移動、道路脇の畑では砂糖キビの刈入れをやっている。
あいにくの曇り空で南国の星空見学はお預けになりそう。







 2日目、曇り空 そのうち雨になりそうで傘を携行して、西表島のマングローブの森見学に出発、仲間川を遊覧船で上る、上流部で周防の樹の板根を覗く、河口の船着場に帰り、バスに乗り換えて『西表山猫』注意の標識のある道を北上、由布島へ水牛の引く車に乗って渡る、引いてくれた水牛は「ごんべい」の名だ、全部に名前が付いているそうだ。
 









3日目、小浜島から石垣島に渡る、風が強く揺れるが思ったほどではない。石垣島を船から眺めると、山々が連なり、奥深く見える。実際は細長く北に細く伸びている。一番高い山が「於茂登岳」526mで結構目立つ。
 石垣島巡りレンタカーで一周。
 生憎の曇り空、時々日が差す、川平湾(カビラワン)の海の青さを楽しめたのは幸いだった。

 4日目、午前中は小浜島でのんびりだ。
 今回の旅、平均気温22度で例年より暖かいと島の人がいう。








 のんびり・ゆったりの当初の思惑から外れたが、南の島 満足、満足だった。