42期 徒然草 | |
古希近し 心の絆 想い出し | 福田 忠典 |
67期(42期会)の皆さん、お元気にてお過ごしでしょうか? 小生、47年ぶりに郷里に帰り、目下、屯田兵の日々、隠遁生活ながらも、どういう訳か、67期の入会促進委員を拝命しています。 のんびりと約300坪近くの畑仕事に明け暮れる筈でしたが、いつの間にか、県や町の危機管理アドバイザー、隊友会等のボランティアにも巻き込まれ、地元部隊とも関係し、多忙な日々です。 私共S42年4月OCS入校者も、「人生70年、古来稀なり」の齢、寸前となってきました。 昨年は、我が同期生が、何と6名も鬼籍に。元気印の仲間だったのに。全く淋しい限りです。 S42年と言えば、6月、沖縄への戦史研修時、私共Ⅰ候8区隊17名搭乗のC―46輸送機が、沖縄の海に墜落。幸い久次米機長の素晴らしい操縦(胴体着水)のお陰で、全員、助かりました。 もし運が悪ければ、我々「同期の桜17名」は18歳の若さで散華、「悲運の殉死?」か、或いは「持って生まれた天命?」だったのか。当時を想い出すたびに「今ある命」に感謝の日々です。 一昨年6月、自衛隊OBの被災地ボランティア活動に参加する機会を得て、気仙沼市にて4日間、被災家屋の瓦礫撤去等に参加して来ました。 北は北海道、南は徳島(小生)から集いし陸・海・空OB10名のグループ、何とその中に、同期Uの渡辺秀光君(岐阜県)が。 OCS当時、金髪で少し変な日本語をしゃべる渡辺君は、Uの中でもひときわ目立つ存在。久留米を出て44年ぶりの再会にも拘らず、当時に返って「区隊長の悪口等」の話に花が咲き、見知らぬ連中ばかりの集団が、あっという間に和やかに。 渡辺・福田の二人が、円滑材となって、素晴らしい雰囲気の中で、きつい任務も完遂。 家主の佐藤さんからは、「自衛隊さんの仕事はすごい」とのお褒めの言葉。 古希ともなれば、気持ちは変わらずとも、目・耳・鼻・歯、足腰等、身体の随所にガタが。そして「年寄りの幼児化」というか「昔の思い出話に興じるのが、この上ない悦び」に感じる始末。 一方で隊友会・父兄会・各種のOB会・同窓会等に参加し、ボランティアの役員等拝命していると、皆さん口を揃えて言われるのが、「会が多すぎる、一つにまとめなければ」と大合唱の矛盾。 現在、「偕行社」と言う旧軍からの伝統を引き継いで英霊に敬意を払う運動や「安全保障」シンポジュムを企画する会の活動に参加しています。 興味のある方は下記HPアドレスにアクセスしてみてください。 http://www.kaikosha.or.jp/ 亡くなられた同期の仲間を偲びながら、今に生きる者の道義として、ささやかながらも、日々にミリタリーボランティアを実践したいものです。お互いに老兵、ぼちぼちと行きましょう。 |