42期 徒然草 | |
言葉あそび(合併?) | 伊藤 岳司 |
転勤で各地を回っていたせいか、新聞を見ていても、これまでに住んだことがあったり、勤務した土地や古里の記事は、すぐに目に飛び込んでくる。 また、気になる文字もある。典型的なのは「陸上」である。斜め読みしていても、つい目が留まる。記事の内容は、陸上自衛隊とは全く無関係であったりすることが多いが、不思議なものだ。 米子は第二の古里とも云えるが、そんなことも有り、「米子会社・・」と云う新聞の見出しを見て、「米子の会社」の記事と思い込むことがある。しかし内容は「米国の子会社」に関するものであったりすることがしばしばである。おかしなものだ。 先日も、かつて住んだことのある船橋の市長選挙の記事が目に留まった。 松戸氏が当選したとの報道である。松戸船橋市長の誕生だ。 一瞬「えぇ・・松戸市と船橋市がいつ合併したの?」と思う。 暫らくすると、たわいもない馬鹿げた記事が頭に浮かんだ。 【5日、東京都の猪瀬知事と宮城県の村井知事が、瓦礫の処理に関し協議し、合意した・・・・・ また、青森県の秋田知事や岩手県の山形知事、更には福島県の宮城知事も・・・ 一方、福岡県の山口知事と長崎県の熊本知事、鹿児島県の宮崎知事と高知県の香川知事は・・・】 今度は、「県が合併?」てなことになった。もうこうなると何が何だか解らなくなってしまう。とんだお笑いぐさである。 都道府県でみると、他には長野、福井、石川、富山、愛知、奈良、広島等々、県名にも氏名にも使われる文字が以外と多い。 全国にはもっと色々な合併例(?)が在ることだろう。 船橋市長に関しては、松戸徹・船橋市長という書き方になるのだろうが、これから注目してみたい。 もし将来、松戸氏が松戸市長になったり、船橋氏が船橋市長になったら、これもまた面白い。同姓の人はチャレンジしてみたらどうだろうなぁと、無責任なことを考えたりする。 近く参議院議員選挙があるが、候補者の中には同姓もいるから、間違わない様に正しく氏名を書かねばと思う昨今である。 くだらない事ばかり考えていないで、これからはボケないように新聞もしっかり読むことにしよう。 |