42期 徒然草 川井 武彦
世界の美術館めぐり
       
 美術好きな貴兄へ、世界中の古代から現代までの、西洋の名画を一度に鑑賞出来る美術館を紹介します。
 その美術館は徳島県にある大塚国際美術館です。

 以前から一度行ってみたいと思っていた処ですが、昨年この美術館を巡るツアーがあり家人と参加しました。素晴らしいの一言でした。感動しました。

 この大塚国際美術館の特長は、世界中の名画と云われる名画がそろっていることです。その数は1,000点を超えており、その多さに驚かされました。また絵画だけではなく古代遺跡や教会などの壁画等もあり種類がとても豊富です。今回はツアー旅行でしたので、見学時間は三時間でしたが、正直云って時間が足りず全てを観ることは出来ませんでした。

 もう一つの特長は、全てがオリジナル原寸大の陶板画だと云うことです。そのため、展示されている絵画の前で写真を撮ることもOKです。通常の美術館では考えられないことですよね。

 また、展示方法がとてもユニークです。例えば、モネの「大睡蓮」が屋外に展示されていたり、ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」の修復前と修復後のものが、向かい合わせで展示されており、修復の様子まで解るようになっています。

入館してまず圧倒されるのが、ミケランジェロのシスティーナ礼拝堂天井画です。これは礼拝堂そのままを再現しており、臨場感を味わえる立体的な展示がされています。その他にもいろいろありましたが、いずれも陶板画だから可能なことだと感じました。
次は個人で行って、もう一度じっくり観たいと思っています。

 美術に興味をもっている方は勿論、あまり関心の無い方でも満足いただけるのではないかと思います。機会があったら、大塚国際美術館へ行って、世界の美術館めぐりを体験してみて下さい。美術館の細部はホームページで確認して下さい。

参考 : 大塚国際美術館