42期 徒然草
有人国境離島ツアーに参加 小池 信康

 ことし4月の「有人国境離島法」施行で148島が「有人国境離島地域」に指定され、有人国境離島地域の活性化を目的に「日本の国境に行こう」というプロジェクトが開始されました。

 このツアーは「アイランドホッピングツアー」と名付けられ名古屋を発着点に11月6日から4日間で、対馬・種子島・福江島を巡るものです。

 経費は内閣府が負担するということで募集があり670名の応募の中から、応募した結果、50名の一人として、私も選ばれ参加することになりました。

 計画はJTBに任されたようで、移動はFDAのチャーター機で、同行するメディア等を含め総勢80名のお大所帯でした。

  最初の対馬は、空港で市長以下の歓迎セレモニーを受け、昼食後対岸に韓国が肉眼でも見える展望台に移動、本当に近いなーと実感しました。

  二番目の種子島は、空港で種子島銃の手荒い歓迎を受け、鉄砲館や宇宙センターに行きましたが国境という感じはほとんどありませんでした。

 三番目の福江島は、到着時の歓迎セレモニーで神父の話があったり、シスターの澄んだ歌声に心が洗われ、キリシタンの色の濃い所だとの印象を受けました。

 夕食後展望台へ移動し、昨夜からの雨も徐々に上がり、星空の観測でひと時を過ごし、子供のころ見た夜空を思い出しました。
 どの島も海は綺麗で、おいしいものが沢山あり、まだ随所に日本の原風景が残っており、もう一度じっくり訪れたいところもありました。

 皆さまも是非行ってみてください。 来年またこのようなな計画があれば、応募し参加したいものです。


                                         「佐賀新聞」の「読者の広場」2017.11.22 掲載