42期 徒然草
原発はいらない 将来のこと考えて 小池 信康

 各家庭に「佐賀県原子力環境安全連絡協議会を開催しました」という表題の資料が配布されています。

 中身は玄海原発の現状を説明したものです。
 1・2号機の廃炉が決ってますが、その中で驚くことがあります。

 それは一番肝心な使用済み核燃料をどうするかについてはまだ何も決まってないということです。

 幸い玄海原発は大きな事故もなく正常な状態を維持しています。
 甚大な事故が起きたチェルノブイリ、スリーマイル島、福島の原発について、現在の科学では安全に廃炉するのは極めて困難です。

 来日したローマ教皇は原発の安全性について疑問を投げかけました。

 関西電力の不祥事をみれば、九州電力は大丈夫かなと思います。

 自然エネルギーを利用する発電に後ろ向きな日本にはがっかりせざるを得ません。
 今でなく将来のことをもっと考えなければいけないと思います。

 原発はいらないのではないでしょうか?

 一刻も早く廃炉にすべきでしょう。


                                     「佐賀新聞」の「読者の広場」 2020.1.12 掲載