42期 徒然草
ターニング・ポイント 鷺岡 勝義

 縁あって、古希直前まで、仕事をさせてもらった。

 7月になって朝起きて仕事に行かなくていいという環境に新鮮さを感じながら朝目を覚ます。
 暇になったら「あれもやろう、これもやろう」を想像していたが、どんな生活になるのやら。42期のホームページに同期諸兄のさまざまな過ごし方が紹介されており、大変楽しく見させてもらっている。

 幸い趣味は多いので、時間をもてあますことはないと思っているが、何か充実したものにしたいと念願している。
 今まで仕事にかまけて親戚や友人に不義理をしていることが多いので、挽回したいとも思っている。

 子供の頃から夜型人間《女房殿の方言では"夜光(よるっぴかり)というそうな》で、翌日の心配がなければ、明け方まで本を読んでいたり、ごぞごぞしていることが多いので、何とか改善して規則正しい生活にしたいという願望もある。早速、同期の麻雀グループからお誘いいただいて、先ずは、久しぶりの同期グループとの交流が大変楽しみである。

 日々の目標を「感性に乏しい老人にならないこと」とし、次のような生活を目指している。
 ① 社会・地域とそこそこ付き合って、社会の一員を自覚できるものとしたい。
   このため、少しはボランティアをやろう。
 ② 感性を腐させないよう、新聞をよく読み、読書に励もう。
 ③ 趣味のゴルフは、スコアはともかく楽しいゴルフが出来るよう「体力・気力の練成」に努めよう。(毎日少しは運動)
 ④ 65歳から始めたクラリネット、うまくなる夢はとっくに諦めたので、楽しく続けよう。
   機会があれば、親しい人の前で演奏して、我慢して聴いてもらえるくらいにはなりたい。
 等々を思いながら始まったばかりの「Sunday 毎日」を過ごしています。

 先年亡くなった同期の瀬尾 一彦君は、最後の段階は、ホスピスに入院していたが、そこの先生が「これほど人生を達観して最後を迎える人は見たことがない」といわれるほど淡々と人生を終了させました。
 本人が早く逝く不幸を嘆いたことは、我々には勿論、奥さんにもなかったと聞きました。
 「男の一生こう在りたい」と念願しています。

 こんなことを考えながら、老境を迎えようと思っています。

 同期諸兄、面白い世過ぎ、身過ぎがあればご教授下さい。