42期 徒然草
国旗掲揚五分前(続編) 谷口 日出男

 前回投稿の「国旗掲揚5分前」のコメントを読んで、それぞれいろんな思い出があるんですね。

 防大で国旗掲揚をした話は、そんな名誉な役をやったのは羨ましいですね。
 私なんか国旗降下は、いつもあの黒土のグランドの上、この時はいつもホッとしてました。丁度この時間帯、練習のメニューからゲーム形式の練習が始まり、もうあっちこっちと振り回されボールを追っかけっこしてる頃でした。そんな時に、このパンパカパーンの合図がはいるとやっと休めると救いの神に?感謝でした。
 部隊でもそれぞれみんなそれぞれの思い出があるんでしょうね。
 その経験談だけでも、もうひとつの物語ですね。もう、国旗掲揚、国旗降下で一冊の文集になりそうです。

 私も国旗掲揚の所作でなくて、駐屯地朝礼で国旗が上がった瞬間、意識なくしてバターンと隊員の面前で倒れたのも今は懐かしい想い出です。
 その時は、褒められました。途中じゃなくて、谷口小隊長は、国旗が上がるまで我慢して、上がったのを見届けて倒れたと・・・

 なんで倒れたの? それは前の日に飲みすぎて、二日酔いのまま、朝飯抜きで朝礼に出たためでした。
 あのころは、チョンガー時代、食うものも食わず欠食児童でしたのでその日もとうとう栄養失調?で失神でした。後で真相を知る防大の先輩からはこっぴどくどやされました。(その先輩と前の日に飲んだんだけどなぁ・・・)

 それじゃ建国記念日の旗を掲げながら同期諸官の心境を思ってみます。
コメント

 いつも興味深い記事をありがとうございます。
 いやー面白かったですね。思わず笑ってしまいました(失礼)
 私も真夏に中隊長の離任・着任式の指揮官(小隊長)を続けてやったときに倒れそうになるのを必死にこらえた事が有り、多分流した汗は暑さの汗でなく、冷や汗だったと思います。

 国旗掲揚・降下だけで1冊の小冊子になりますね。私もコメントを書いていてそう思いました。

                                                            ターナーファン 記