谷口さんの投稿記事はいつも面白い。
日常生活で起こりうることが谷口さんの手にかかると「何で」と引き込まれる。
51度6分、普通あり得ない体温だが、写真を送ってきた当人は至って真剣に大変だと思って知らせてきたのだろうし、奥さんも谷口さんも「何かの間違え」と思っても気になってその日はなす事が手に着かずという心の綾が分かる。
人は通常あり得ないことが起きると、途端に冷静さを失い、おろおろしたり普段だったらしない行動をするという。
「それが人間らしさ」かも知れない。
娘さんも多分かなりの発熱に動揺したと思う。
体温計でアナログとデジタルの違いを比較しているのも面白い。
昔はすべて水銀のアナログ体温計だった。
ところが計測に1分くらいかかるのと、ともかく読みずらいので、デジタル式の体温計が出た。
確かにデジタル式は早いし、数値で出るので正確だ。
ところが数値の表示は錯覚することがあり、6と9は逆さに見ると同じというように数字の組み合わせによっては違う数値になる。
多分娘さんは錯覚というデジタルの罠にはまったのだろう。
アナログ体温計は読みずらいしアバウトな所があるが、錯覚は多分ないと思う。
時計も同じで私などは腕時計はデジタルで、時々反対に着けて「あれ、もうこんな時間か」と間違う事がある。
しばらくして反対に着けている事に気が付いて着けなおすことがしばしば。
置時計は2つともアナログ。
これはぱっと見で時間が分かる事と予定時間との時間差が感覚的にわかるので便利だ。
デジタルとアナログそれぞれ長所と短所があり、それを良く知って使い分けることが大事だと思う。
人間の体温について見識を述べてくれたのはとても役立った。
人は42度以上の高熱が続くと生きていけないというのは本当のようで、そのため人間も動物も体内に温度センサーがあり、体温が上がると、脳から指令が出で発汗による気化で体温を下げたり、熱さましの薬を使ったり、涼しい場所に避難したり、扇風機・クーラーを使ったりして、平温になるように行動する。
何らかの原因でこの制御がうまくいかなくなると体温が上がり、危険な状態になるという。
夏の熱射病で老人が死ぬケースが多いのは体のセンサーが劣化して対応できなくなるからという。
私も平熱は36度5分だが、風邪を引くと7度以上になり体がだるくなり動きが悪くなる。
2年程前風邪からか体温計で計ったら、突然9度5分の発熱があり、すわコロナに罹ったかと心配したが、幸いそうではなかった。
その時は体に力が入らず、薬をのむ為ベッドから降りようとしてもなかなか降りられなかった。
このまま熱が下がらなかったら「終わりか」と一瞬思ったりしたが、置き薬(富山のはんごんたん)が効いて、熱が下がり事なきを得た。
9度5分でこれだから、41度5分の発熱がどんなに大変だったか。
無事に済んで本当によかったと思う。
ワクチン接種ではまれに高熱を発するような重い副作用が出るようだ。
私の知人の知人がやはり41度5分の高熱が出て、下がった後も後遺症が出たそうだ。
娘さんも早く平常に戻るように願っている。
大谷選手は今年も良い状態な様で、今や日本の希望の星、私も昨年はBSで出場した殆どの試合を見た。
今年もTVに張り付いて見ることになるだろう。
(田中記)
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