先ずは長男〇吾のその時は(左欄:当時の手帳・日記 名前以外は原文のまま)
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〇吾 公立高校入試、受験校の高校まで友達を含めて送る。あいつなりに頑張っている。
日中はやることなくボケッー
只今会計監査受検中、部隊長特にやることなし。読書「蒼氓」
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春三月まだ道すがらは残雪が残っていただろう。
小6に上富良野の田舎から大都市札幌に転校し、中学校は〇〇中学で丸々3年間は転校することもなく中学生活を送った。 滑り止めは当時野球で有名な「北海高校」だったか。
当時、面接もあったんだ。
仕事や息子のことより自分の遊びのテニスのことばかり書いている。 |
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午後会計監査講評、指摘事項なし。夕方テニス。 〇吾本日も送り。面接で終了。
結果は? |
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〇吾××高校合格15の春なり。おめでとう‼
11時頃本人から上ずった声で職場に電話あり。良く頑張った。
定期異動 幹部×2陸曹×1転出、幹部×1転入。夕方テニス、このところ週末真駒内での練習が楽しみなり。 |
息子から直接合格の報せを聞いたんだ。もう覚えていないなぁ。努力して折角入った公立高校なのに4ヶ月後は九州へと転校になった。経歴管理には今夏には「WA-1」と記した。長女の方は、札幌を去るのを嫌がっていたけど息子の方はそのころどうだったんだろう。オヤジの職業上致し方ないこととはいえ子供達には迷惑を掛け、そして妻にもあれこれと気苦労をさせたなぁ…
三人の子供たちのそれぞれのこの時期を振り返るとやるせなさと反面新たな喜びが湧いてきたのが思い出される。
息子が××高校を転校する際、挨拶に行くと、担任から“子供さんの将来をどう考えているんですか?”と問われた言葉がずっと残った。 “そう云われても…”
しかし子供三人ともそれぞれの壁を自分の力でぶち破り青春時代へと旅だった。 感謝である。
長崎の親から早速お祝いが届いた。早手回しのお祝いである。感謝! |
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読書、ブラジル開拓の話である。もう27年昔の俺の夢か。あのままだったらブラジルだったか…
娘二人風邪気味とか…
長崎より〇吾の合格祝いにご祝儀が送ってくる。しかし折角合格したのに今年の夏は転校させる。やるせなさを感じる。 |
続いて2番目長女〇子のその時は
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昼間何やかや、夜「卒業の夕べ」約600名で飲み会壮観なり。夕べは夫婦での幹部の送別会出席そして今夜もまた夫婦で、連日で少し飲み過ぎたか…
〇子きのうと今日入試、結果は?
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〇子がどれだけの偏差値で××高校のそれがどれだったかは、俺は掌握もしてなかっただろうなぁ、でも〇子のことだから少しも心配はしてなかった。(妻に言わせると心配より無関心の方だったか)
この頃は幹候校勤務で、部内候補生の卒業、職員の異動等で連日宴会続きだった。試験当日2日間、親は揃って飲み会である。
〇子にはホント彼女が中3の夏と多感な時期引っ越し・転校と迷惑かけたなぁ… |
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一日中卒業式の予行。午後卒業する候補生に対し最後の講話を実施、あれこれ話したが自分だけ舞い上がっていたか…夜は陸幕からの客との付き合い、連日で胃が痛む。終わってマージャン。
〇子××高校合格、難しいと言われていたが良く頑張った。おめでとう! |
左のメモのほか、当時次のようなコメントがノートに記されていた。
「〇子、見事に××高校合格、担任の先生からダメと言われたが本人の努力で無事合格した。一応滑り止めを私立の○女学院にとしていたが本人の希望通り公立高校が親としても有難い?
一日中電話を待つ心境は昨年の息子の時と同じ。ただし今日は何回かけても電話がつながらなかったようで帰宅して聞いた。先ずは「〇子さんおめでとう‼まだまだ勉強することが多い時期なのでこれから大いに伸びて欲しい。彼女にも15の春が来たことを喜びたい。」 |
3番目次女〇美のその時は
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〇美高校合格、2年生のころ不登校がどう響くかと思ったが本人の努力大したものなり。
おめでとう! |
この日は簡単に〇美の合格のことが短くメモとして書いてあるだけである。どこの高校とも書いてなかった。
前の日、空自でF-15戦闘機に体験搭乗した興奮でそれどころじゃなかったか、この年、阪神淡路大震災の年でもある。
受験についてもなんもメモがなかった。対人関係で悩み何ケ月かの不登校を経験したりで苦労したが乗り越えることが出来た。入試の時のメモがなかったので入学式の当日のメモを次に載せる。 |
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午前中司令部の新着任幹部の紹介。防大同期が居た。前にソ連のアタッシュやった男である。CSとして着任、27年振りの再会なり。
○美入学式。晴れて高校生なり。青春充実されたし。
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この当時は、陸上連絡官で空自春日基地勤務、結構なご身分?でここでテニスやゴルフを遊ばせて貰った。 25年経った今もその付き合いが続く。感謝である。
〇美の入学式、妻が参加した。高校生活、青春充実したかな? 卒業式は長女の〇子の時と同じく俺も今回参加した。
冒頭の主人公は、この次女の娘 |