42期 徒然草 | ||||||||
いま、この時を | 谷口 日出男 | |||||||
きのうは、最高気温38.4℃ 今夏二度目の栄えある?全国一である。 NHK夜のニュースで福岡久留米の名前が放映された。 名前が売れて結構なことである。 それにしても毎日暑いなぁ、さぁーて今日も出かけるか、 どこへ?
5年前、仕事辞めた当初、何かやることはないかとハローワークにシルバーセンターにと足を運んだ。 しかしあえてやる仕事?も見つからないし、今更頑張ることもなかろうと働く社会からすっぱりと隠遁した。 そして終の棲家と定着したこの地域での年数もやがて30年が経ち、その間、それなりにやらされた地域での役もお役御免となった。 もうこの年寄りにはそんな役は廻ってこないだろう。 社会からそして地域からも敢えて必要とされない年代に入っていったのである。 収入は、年金だけとなり、その中から日々の生活費を捻りだす日々となった。 毎年税金は払っているのでその分だけは社会に貢献?しているといえるのかな。 ○○OB会と称する類も年を取るにつれ、なんとなく気が重くなり、今では年会費を振り込むだけで会合の案内状は、いつもボツになっている。 "なにしてんの?" 毎日毎日朝起きてから夜寝るまで"と問われても返す言葉がない。 妻は車の免許は持たない。従ってアッシー君としての俺の役目がある。 週2回のバドミントン送迎に病院通いとか買い物等で日頃の恩返しをしている。 それとこれも仕事を辞めて始めた毎日の風呂洗いとかがある。 社会や地域にとっては、もう用済みだろうけど妻にはまだ使用有効な代物なのである。 "行って来まぁーす!" "車運転、気をつけてね!夏休みで子供さんの自転車多いから" と今朝も暑い中、テニスコートへ。
そりゃー、年寄りなんで今更格段の上達は望めないんだが、いまだゲームに勝とうとするその意欲は立派である。 こちらが気の抜けたプレーをすると軽いお叱りを受ける。中には個性が強すぎるお年寄りもいるがそれはそれでまた愛嬌である。これはまたサッカー仲間でも痛感する。 サッカーの場合、遠征で宿泊することも多く、宿での語らいはまた違った話の糧を頂く。年老いてもいま打ち込めるものがあればこそか。
これが毎日やっている割には、成長がないなぁ。技術も然ることながらメンタルの脆弱さがもろに出ている。 顔に、プレー態度に。自分のミスにそしてペアのミスに腹を立て落ち込んでいる。 性格上、これがなかなか脱皮しない。 年に200日以上やりながらこのレベル、おのれの不甲斐なさに暗然とし、俺特有の不貞腐れた態度がもろに出る。 そんな時に老師?から云われる。 "いま、この時しかやれるのはないんだから、笑顔で 笑顔で!!"と。 そうなんだよなぁ、こうしてできるのもあと何年もないんだ。 「いま、この時を」大事にして今日もなんとか頑張るか・・・
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