42期 徒然草 | |
四国お遍路入門体験記 | 寺澤 武行 |
![]() 10月16日、関西3班会の解散後、福田忠典君の誘いで、中村浩三郎・田中征之君と共に大阪駅から高速バスで四国に行くことになった。経路は、阪神高速道路から、明石海峡・淡路島を経由して、鳴門海峡を経て、徳島に渡った。 ![]() 明石海峡大橋は、高さが298m、長さが3911m、鳴門橋は、高さが144m、長さが1629mとすごい規模だが、高速バスでは、あっという間であった。時間の関係で、鳴戸の渦が見られなかったのは残念である。 ![]() 徳島では、阿波踊り会館で踊りの見学と体験をしたが、いつでも阿波踊りを見学できるのは、うれしい。 夜は、お遍路のお接待にあやかり、福田君の自宅にお世話になったが、さすがに御遍路の国は、おもてなしの心が、行き渡っていると感じた。 ![]() 翌朝は、四国遍路の入門体験をした。四国霊場88カ所は弘法大師が813年に開き、大師入定後、弟子が廻り始めたという永い歴史がある。歩き遍路では、40日以上かかると聞いた。 ![]() まず、1番札所霊山寺(りょうぜんじ)に行った。福田君は、白装束に金剛杖だが、我々は普段着のままだった。流石に1番札所だけに、御遍路の書籍、衣装、持ち物などいろいろ販売されていた。本来1番札所では、太子堂で、受戒を受けるのだそうだが、今回は省略。御本尊は釈迦如来だが、仁王門・大師堂・観音堂・多宝塔など立派な建物が迎えてくれた。本堂と観音堂にお札を納めるのが、参拝要領だそうだが、福田君以外は、それも省略。素人に御容赦! ![]() 2番札所は霊山寺から1Km位の極楽寺である。仁王門が迎えてくれたが、大師が植えたという長命杉が、歴史を感じさせてくれた。この寺は、御本尊は阿弥陀如来で、鎌倉時代の作で、重要文化財になっている。伝説により、安産大師ともよばれ、婚約した男女が結婚前に清純な体で参拝することになっているそうだ。 ![]() 3番札所は金泉寺で、極楽寺から3Km位の所にある。御本尊は釈迦如来で、ここも立派な仁王門が入口である。この寺は、元は金光明寺といったが、弘法大師が巡錫された時、黄金井の冷水が湧き出たので、金泉寺と変えと言われている。その由来の井戸は、大師堂の前には、黄金井地蔵があり、顔が写れば長寿が約束されるそうですが、それも省略。 時間の関係で、徳島空港に向かったが、御遍路の入門体験は、「日本人の信仰心」と「おもてなしの心」を感じさせてくれた旅で会った。 |