42期 徒然草 渡邉 光啓
思いつき雑感老人大国と老人の活用-Ⅱ

 日本人は今後益々、生存のグローバル化に伴い、経済や政治の面で外国に進出して他国との激しい競争の中で資源と輸出品と市場と日本人としてのアイデンテテイを確保しなければならないし又、安保・防衛に関しては日本の国益に十分寄与する強い国の抑止力と自国自身の有効な対処力を確保して総合的な安全保障政策で国益(国民の生命、生活)を守らなければならない。

 将来避けて通れないと考えられる現実的直面問題として、中国との間の尖閣列島の領海、領域問題や北朝鮮との間の核兵器、長射程ミサイル、テロ、ゲリラ行動問題がある。
 これらに有効に対処するためには有事最も有効に機能する安全保障体制、政治体制、有効・確実に対処できる軍備・装備システム体制と国家、国土、国民への防衛に関する強い国民意思と防衛省自衛隊員と警察庁等警察官の透徹した使命感が必要となる。

 これらの経済・財政、政治、安保・防衛等の直面する問題点に対処するための国内的一手段方法として若者に対し目的と目標を持たせ、確実に仕事を与え、行動力(元気と活力)を取り戻させる施策が必要なことは当然のことであるが、併せて日本人口の約1/4を占める老人のパーワーを大いに活用することが極めて重要である。
 健康な人はいつまでも健康に自信のない人は期限限定で大いに働いてもらう。
 その能力、健康力に応じ給料を払い、一般的な退職金制度は止め、終身的雇用体制に近づける。

 老人層は終身現役の働く社会人としてその意欲を低下させず、健康維持に努力し且つ、医療費財源や年金財源も払うことにより国も地方も会社も福祉財源の赤字経営から脱却できることになる。
 又、終身的雇用体制の中で個人の生命保険や年金保険を奨励し公共の費用負担を減らす方向にもって行く工夫も考えれば国家財政は更に安定化し国民生活のレベルは向上することになる。

 これらの手段方法による新たな雇用体制に進む中で65歳前後で人生は終わりと云う退職意識を払拭できれば、これは特に経済や財政面の安定・向上に間接的あるいは直接的に寄与をすることになる。
 又、日本の若者にも人生に終わりは無い。死ぬまで現役で働くのだ。

 頑張ろう(親の背中を見ながら頑張る)と云う意識改革が生まれ、これが日本人全体の意識、意欲、行動力の向上となって財政赤字の減少、景気の回復、経済の成長、安定した医療や年金体制の確立、国民生活の向上、不安定政治の改善(政治の安定) 、国民の団結、有事の安保・防衛分野の効果的・着実な実行等が可能となるものと思慮する。
コメント 田中 征之

 少子高齢化で、若者が少なく、未だ働ける老人がわんさといる歪んだ人口構成で老人力の活用はこれから労働人口の補完として大事になって来ます。
 何しろ、数が多く、経験と時間はたっぷりあるのですから、その特性に合った使い道があるはずです。地域のボランティア活動がどうしても主になりますが、今、貧しい家庭が増えて子供を塾にも通わせられない現状での教育支援(無料に近い寺子屋)、元気なおばあさんの若い母親の育児支援、自然保護の観察委員、学童を守る通学路巡視員今でしたら福島を元気づける為の簡単な奉仕活動etc 

 私は地元の公園のゴミ拾い(自然保護?)催し物の手伝い、高校の同窓会活動を通じて現役生徒の支援(無償奨学金の募金、クラブ活動支援、訪問講義など)を行っています。
 若者の就労を脅かさない範囲で、隙間を埋める支援活動はいろいろあると思います。
そのようなことをいろいろ考えさせられる良い記事でした。