42期 徒然草 吉田 道也
人間塩出し昆布マラソン大会

 ちょっと変わったマラソン大会を紹介します。

 このマラソン大会は、真夏の炎天下、江ノ島を望む湘南海岸で行われ、今回で17回を数えております。ユニークなのは速さを競うのではなく、いかに多く汗をかいたかを競うマラソン大会だということです。
 

 昨年「日本一過酷なマラソン大会」の一つとしてテレビで取り上げられたこともあり、200人の募集に今年は約800人もの参加申し込みがありました。

 また、NHKテレビの取材で双子のお笑いタレント「ザ・たっち」が走りながらリポートするという企画などもあり、さらに盛り上がりました。私はさすがに一緒に走る気はなく、体重の測定係として運営を手伝いました。

 参加者は、受付が済んだら体重を量ります。「ザ・たっち」の計量はたまたま私が実施することになりました。

 スタート前にはエアロビクス・インストラクターの指導により準備体操があります。
 そして5㎞ないし10㎞のコースに分かれ、混雑を緩和するため50人位ずつ時間差を置いてスタートします。
 それぞれのコースを自分のペースで走り、ゴールした後にまた体重を量っていかに体重が減ったかで成績を競います。ゴール後は皆少しでも軽くなるように汗を吸ったシャツを脱ぎ捨てて体重計に乗っています。
 
 スタートとゴールはエアロビ娘が雰囲気を盛り上げてくれました。

 35度を超す炎天下、一人の熱中症患者をも出すことなく、無事競技は終了し、今年の優勝者は体重5㎏の減少でした。

 ちなみに賞品は日高の「だし昆布」と「塩昆布」でした。

 

 NHKでは、9月23日(日)2100からBS-1「ラン×スマ」の「全国おもしろマラソンカタログスペシャル」の中で放映される予定です。

 

 一日中浜辺の強烈な紫外線を浴びた肌は真っ赤に日焼けし、すっかりやけど状態で、風呂に入れば飛び上がるようなに痛み襲われ、夜は火照って眠れないという余録付きのマラソン大会でした。