42期 徒然草
ベトナム・カンボジア旅行 1 米堂 征男

 8月29日から9月8日までの間ベトナムとカンボジアに家族3人と次女親子の5人で行ってきました。もともと娘はベトナムに住んでいたので帰国かもしれませんが。
 
 29日 昼過ぎに遠軽の我が家を出て千歳に、車を駐車場に預け(送り迎え付で1週間以上¥4,000)、空港ビル内で夕食を食べ、2125発JL530で羽田へ、羽田からは30日0125発JL079でホーチミンへ。

 5時間50分のフライトなので0515着、まだ薄暗いホーチミン国際空港に寝ぼけ眼(まなこ)で到着(日本とは2時間の時差)、入国審査で並んでいると乗務員審査の係官が出てきて我々家族に此方に来いとの指図、30~40人並んでいる3列の人達は何があったのだろうとこちらを見ていました。
 でも何事もなく直ぐ審査が終わりました。きっと障害者を同伴していたので優先してくれたのではないかと思います。

 迎えは娘婿が来ていました。飛行場からはタクシーで娘達が住んでいるマンションへ、昼食後元南ベトナム大統領官邸を見学に、そんなに贅沢でもない、それ相応の建物のように感じました。見学中ダウン症の子を連れたベトナム人家族に会い、思わずニコッとして握手をしました。『お互い頑張っているね!』と通じ合うものがあったみたい。

 3時過ぎにショッピンセンターへ、かなりでかい、1フロワーで大工道具、電化製品、台所商品、食品(野菜、果物、魚、肉)、おもちゃ等大概の物はここで揃いそう。
 今日1日のなんて長いこと、時差の2時間もあるけれど、飛行機の中でもほとんど寝ていないので20時間も起きていたような気がしました。夜は早々にシャワーを浴びて寝ました。

 31日 午前中日本人が経営している食堂『ドラエモンかか』へ、塩ラーメンを食べたが一寸物足りない、その後デパートへ上品そうな店なのであまり込んでいませんでしたが、現地の人達が綺麗な服を着てあちこちで記念写真(?)を撮っていました。その昔日本でもそのようなシーンがあったようななかったような?
 続いてマーケットへ、入り口で「時計が安いよ、偽物だから!」と現地の人が日本語で、言っている意味分かっているのか正直なのか一寸疑問。家内のネックレスを見て「ひったくられるから外した方がいいよ」と女性の店員に助言してくれました。


 午後バスターミナルへ、ホーチミン空港から直線で東南東約94kmの海岸にある『カジノリゾートホテル・THE GRAND』へ、分不相応なスイートに2泊。
 初日の夕食はフレンチでしたが、以外と『ん』疑問符がつく味でした。和食(寿司)もありましたが、TVでよく放映されるような海外の寿司で海苔巻きではなく海苔の外に米をまき、ふりかけみたいなものをまぶしているものでした。
 日本の板さんでもないし食べる気にもなりませんでした。






 1日 海水浴と思いましたが波が荒く、プールで水遊び、薄曇だったので一寸油断をしてしまい、夜になって息子の身体を見ると真っ赤か、私も寝ていて背中がチクチク痛み出し目が覚めました。日本より南だから、それだけ太陽に近いのかなア?
 夕食はお腹を壊して最悪、皆は美味しそうに中華料理を、私は味のない粥。それでホテルの地下の診療所でフイリピンのお医者さんに見てもらい薬を処方してもらいました。
 『smecta』(日本名:スメクタテスミン、税抜きで\1,000)この薬はよく効きました。一緒に鎮痛剤ももらいましたが、副作用として前立腺に問題のある人は尿が出ずらくなるとのことでした。そのことは家に帰って調べて分かったのですが、その通りでした。
 また帰ってから気がついたのですが、どうやら風邪を引いていたようです。30日に喉に痛みがありました。それはエヤコンのせいかと思っていました。皆さんも海外に行くときは正露丸(鎮痛剤として)、ミヤリサンそしてスメクタテスミンを下痢止めとしてお忘れなく!

 カジノを一寸覗きましたが目の前で200万~300万(日本円に換算して)負けている人がいました。それでも続けていました、その後どうなったことやら。額に汗して稼いだ金はこんなことにはとても使えないですよね。自分の金でないからできるんですよね、世の中にはあぶく銭が在る所には在るんです、きっと。日本人も結構来るようです。
 実際私たちがホーチミンの帰路についている間に3人が来て全員400~500万円をすったと聞きました。どうせ使うなら日本国内で使ってもらいたいものです。早くカジノ法案が成立すればよいのにと思っています。

 2日 リムジンで帰る予定でしたが、混んでいて車がなく、タクシーで石油の町ブンタオ行き、イタ飯を、ここでも私は指をくわえることに、皆は美味しそうにパクパク、特にピッザが美味しかったとか、畜生!

 ブンタオからは、ハイエース(15人乗り)のバスこれは狭いけれど静かで快適でした。席が埋まると直ぐ発車。

 ちなみにベトナムでは有料の乗り物として3輪自転車、バイク、トゥクトゥク(125ccのバイクでリヤカーのようなものを牽引したもの)、4~7人乗りのタクシー(全部トヨタ)、15人ほど乗れるハイエースクラスの車(バスとして)、マイクロバスそして大型バス(ほとんどヒュンダイ)15人乗りはトヨタ、ベンツ、フォード等、多種多様です。 

 街の中は信号が少ないのがいい、信号には待ち時間の表示、ほとんどが30秒。東京だと信号が10個ぐらいあるところをベトナムでは1個ぐらい。細い道から広い道路に出るのに日本は必ず1旦停止か、信号があるけれど、ベトナムではどのタクシーに乗っても止まりません、スーッと出て行きます。バイクも乗用車も洪水のように走っているんですが、スーッと溶け込みます。そして誰も警笛を鳴らしませんし、譲ってくれるんですね。日本では考えられません。日本だと「バカヤロウ!どこ見て運転してんだ!」か、警笛をバンバン鳴らすのではないかと思います。

 TV見るようにバイクが洪水のように流れていても極めてスムースに溶け込んでいます。カンボジアでも同じでした。そして警笛のうるさいこと、前を行くバイクに『あんたの横を走るから気をつけて』と言う合図らしい、車同士ではめったにそういうことはないように見えました。
 その日の夜はマンションから花火を見ることに、特等席でした。

 (続く)